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葛西臨海公園でカヌー4日間のために自然破壊 [環境]

 

 

東京オリンピック誘致にいろんな人たちが動員されていますが、問題点も指摘されています。そのひとつが、葛西臨海公園です。

 

「地元への相談なく、この葛西臨海公園が、東京都が招致しようとしている2020年オリンピックで、カヌー 競技のスラローム(激流下り)会場に予定された。 東京都と千葉県が接する都県境にある 江戸川区の葛西沖は、埋め立て前は「三枚洲」と呼ばれる干潟で、大潮の干潮時 には数キロ先まで歩いて行けた。夏のハマグリ、アサリ、冬のノリと「海の二毛作」が行われる江戸前の豊饒な海で、潮干狩りの季節には行楽客が押し寄せた。

その豊富な生物を餌に、多くの野鳥が集まる「聖地」でもあった。しかし、1960年代の高度経済成長時代に東京都によって埋め立てられようとした。

だが、一九六七年に「江戸前のハゼを守る会」が三枚洲を埋めるなと署名1OO万を集め、他の自然保護団体も訴えた。その結果、当時の美濃部革新都政は干潟の一部を残すことを決め、そこを生かす形で造られたのがこの葛西臨海公園だ。 隣接する葛西海浜公園も含め、四九O 平方メートルの広さを誇る。が、四一九O世帯が漁業権を失い、転業を強いられた。その犠牲の上に造られた公園、だ。 砂浜に立つと水平線が見える。こんな 場所は、東京にはもうほとんどない。昨年は313万人もの人が訪れた。「何もないただの砂浜が、そんなにも 大切であること、人と空と海がただ時々 出会うことのかけがえのなさ、都会がそれを学ぶまで、長い時間が必要だった」葛西沖の埋め立ての経緯をまとめた、都建設局作成の冊子『今よみがえる葛西沖』の序文には、こう記されている。」(「ルポ問題だらけの東京オリンピック招致」 永尾俊彦 世界2013/5

 

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IOCの視察に6億円が使われたそうです。オリンピック誘致に対して反対することをタブー視する傾向が見えますが、これは問題です。何のためにやろうとしているのか。オリンピックだからいいだろうみたいな気がします。

「オリンピックのたった4日間のカヌー競技のために、森の池や74種の野鳥が利用する陸域の約三分の一が破壊される。その工事費は24億円。マンションの三階ほどの高さ七~九メートルから下る400メートルのコース二本と大量の水を流すコンクリート製の池などが造られる。そして、毎秒13立方メートルもの大量の淡水をポンプで流して人工の激流を作る。」(前掲)

一度壊した自然は戻らない。じっくり考える時ではないか。

 


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taro-u

今の日本は官僚の官僚による官僚のための政治
住民は選挙でそんなことを許す政治家を選んでいるだけ
by taro-u (2013-04-19 18:42) 

resess

こんにちは。

私はバードウォッチングを趣味にしておりますので、この件は知っていました。

オリンピック招致そのものに反対ではありませんが、なぜこの場所にカヌー場を造らなければいけないのか、本当に不思議です。

東京での開催というと、多くの人達は、自然環境に影響があるとは考えないですよね。

野鳥の会などの自然保護団体なども反対の署名等しているようですが、自然にあまり興味のない人達にこの問題を知ってもらいたいですね。
by resess (2013-04-20 12:35) 

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