So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

メッセージ

このメッセージの次からが投稿したものです
スキャン0001.jpg
前の15件 | -

「かけた情けは水に流せ・・・」 [支え合う]

 

 

お金のことは好きですが、最近で気になったのは、月旅行に行くという経営者の話です。莫大な費用を払うし、球団経営にも関心があるという。その経営者の下で働く人たちの田宮はどうなのでしょうか。とても気になります。私は尾畠さんのようになりたい。なれないでしょうが。

 

「(耕論)お金で幸せになれる? 尾畠春夫さん、兼元謙任さん、影山知明さん

20181011日朝日新聞

 お金はないよりあった方がいい。金のなる木の花言葉は、「幸運を招く」だという。でも、お金でどこまで幸せを買えるのか。波瀾(はらん)万丈の人生を送ってきた3人に、聞いてみた。

 ■恩返しの奉仕、年金で十分 尾畠春夫さん(ボランティア)

 お金が好きです。頂いたご恩にお返しするため、ボランティアをしたいので必要です。貯金はなく、月5万5千円の年金で生活していますが、やりたいことをやるのに足りるので十分です。

 食べるものがなかった戦後、小学5年生の頃に母を亡くしました。栄養失調だったと思います。41歳でした。その後、7人兄弟の真ん中の私だけ農家に奉公に行きました。必死に働き、馬の餌を横から盗み食いしていました。

 中学を卒業後、大分県別府市の魚屋で生活しながら働き始めると、白米のご飯、炊いた魚が山盛りで出てきた。旅館かと思い感激しましたね。そこで3年、山口県下関市でフグの修業を3年しました。

 その後、神戸に出ると、ある魚屋で「店員募集 保証人2人 履歴書」という貼り紙を見つけました。保証人はいなかったけど「修業させてもらえませんか」とお願いしました。ハモや太刀魚をさばいてみろと言われ披露すると、「今から働け」と。親方にいくら欲しいのかと聞かれ、「仕事ぶりで決めて下さい」と伝えると、別府では月に200円、下関は300円だったのに、6千円もくれました。びっくりしましたよ。

 29歳のとき、貯金をはたいて別府市に魚屋を開きました。お客さんがお客さんを連れてきてくれて、一度も赤字になったことはありません。おまけをすると、別の機会にそれ以上の魚を買っていってくれるんです。

 「かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め」という言葉が好きです。私は出会いに恵まれ、2人の子を育てるのに十分なお金も稼げました。世間に広く恩返ししたいと65歳で店をたたみ、慰霊登山や奉仕に力を入れ始めました。

 自宅近くの道路では草刈りをしています。バイク走行中に脇から伸びていた草をよけたため、追突された死亡事故があったことがきっかけです。「うれしい」という言葉を聞きたくて続けています。

 今の日本は幸せな国じゃない。引きこもりや自殺者が多すぎる。「死にたい」と言う人の話を数日間、聞くこともあります。「人生、終わるまで楽しみましょうよ」と言います。命は一つ。人生は一度。せっかく親からもらった命を無駄にしちゃいけん。(以下略)

 おばたはるお 1939年生まれ。今年8月、山口県周防大島町で行方不明だった男児を発見したボランティア。」

 


nice!(0)  コメント(0) 

半減期は長い? [原発]

 

 

「ニュース川柳

・獣被害柵に囲まれ暮らす日々

・逃げ出した罪より重い逃がす罪

・ひな壇に右向け右で整列し

・角界の暗闇残し貴が去る 」(20181010日西日本新聞)

 

新聞の投稿欄からです。

 

 「深刻な被ばく 地球全体汚染  87

私たちは、放射線被ばくはスリーマイルアイラシ ド、チェルノブイリ、フクシマの近隣諸国や地域の問題ととらえがちだ。原水爆被爆(被ばく)者はヒロシマ、ナガサキばかりでなく、

米ロや多くの国で行われた原水爆実験(特に空中爆発)場近辺の住民にも広がる。チェルノブイリ事故後、1 週間で放射性降下物が日本に到達したように、数々の 原発事故、施設の事故、実験によって地球全体が汚染 され続けている。もちろんチェルノブイリ、フクシマの被ばく者の深刻さはあまりにも大きい。フクシマで居住禁止区域を解除しても帰郷が進まないのは、最大許容線量を年20ミリシーベルトとしているとともに、住居付近は除染されても里山や住居背後の防風林の除染は行われていないし、なしえない状況にあるからだ。セシウム137はアルカリ金属なので水に溶けやすく、無雨水で洗い流されてしまうと考えられるが、土壌への吸着が強く不溶性状態として存在する。セシウム137の半減期は30年なので、影響が心配なくなるまで10半減期。つまり300年は近づくことができない。森と共に生きる東北の人々は、帰るに帰られぬ事実を私たちは知らねばならない。核とは共存できないとの切実な叫びを共有しなければならない。」(同前)

 

いずれにしろ次世代以降に大きな負担を強います。責任をとれない仕組みは残すべきではないのでは。


nice!(0)  コメント(0) 

65歳以上の雇用促進は [働く]

 

 

雇用の70歳までの延長策を官邸と経産省は推進しています。狙いは社会保障費の削減でしょうか。

 

「「一線では難しい」

 65歳以上の雇用促進はそもそも官邸のトップダウン。9月の自民党総裁選で安倍晋三首相が打ち出し、労働行政を所管する厚生労働省には寝耳に水だった。省幹部は「単純に70歳まで、延長するのは難しい。まずは企業の努力目標とするしかないだろう」と打ち明ける。一方、経済産業省は官邸とぴったりと歩調を合わせる。首相の3選が決まったた翌日には、政策の方向性を決める会議を早速開催。

説明資料には、元気な高齢者が増えていることや、就労意欲の高さを示すデータなどを盛り込み、雇用促進を後押しした。企業側には戸惑いも。定年延長が義務化されれば、人件費が増加することや健康管理面での一層の気配りが必要になるためだ。電機メーカーのある社員は「人工知能(AI)以など急速な技術革新が進む中、高齢者が一線で働き続けるのは正直難しい」と指摘した。()

「働く人の視点を」

老後の過ごし方への価値観も分かれる。高知県南国市の西野義輝さん(68〉は50歳代前半で自営の精米所を閉じ、今では趣味のイノシシ猟が生きがいだ。自宅は持ち家で、畑を持つ知人から季節の食材の差し入れもある。西野さんは「人を使うのも人に使われるのも苦 手。ぜいたくをしたいとも 思っていないので、今の暮らしで満足」と理由を語る。 経済アナリストの森永卓 郎氏は「年金の支給開始を 70歳にすれば、現在の給付水準を維持できるので、政府は老後をなくして『みんな働け』と呼び掛けている。政権が揚げる1億総活躍社会は経済成長を続けるための国家総動員態勢で、働く人の視点が全くない」と警鐘を鳴らした。(一部引用)」(2018107日西日本新聞)

 

1億総活躍社会」は死ぬまで働け社会なのか。


nice!(0)  コメント(0) 

年金支給開始引き上げでは [政治]

 

 

厚労相の言うことが当てになりますか。それを知りながらの記事としては腰が引けているのではないか。財務省・官邸のラインは総理と副総理です。一大臣の言動が歯止めになるのでしょうか。

 

「『年金70歳超』は選択制

厚労相 65歳開始の原則維持 

年金は70歳を超えるまで 受け取れないのか。政府 が高齢者の継続雇用の義務付けを70歳まで引き上げる方向で本格検討を始めた一方、安倍晋三首相 は9月の自民党総裁選以降、公的年金の支給開始年齢について「70歳超の受け取り」を繰り返し強調した。ただ、現段階ではあくまで個々人が年金受給を始める時期の選択肢を広げる意味で、支給開始年齢の一律引き上げとは異る。

厚生労働相に就任した根本匠氏は3日の記者会見で 「直ちに(一律)引き上げは考えていない」と、現在の原則65歳を当面維持する考えを示した。()

安倍首相は「全世代型の社会保障改革」を2021 年度までの3年間で実現すると表明した。まずは高齢 者雇用の拡大を議論し、働く高齢者には社会保障の「支え手側」に回ってもらう流れを強化したい考えだ。今後、厚労省の審議会で70歳超を選んだ場合の支給額の上乗せ率などを議論し、20年の関連法改正を目指す。ただ、財務省は支給開始年齢の一律引き上げを求めており、将来的に変更される可能性は再定できない(一部引用)」(2018107日西日本新聞)

 


nice!(0)  コメント(0) 

来年は空調スーツか? [働く]

 

 

間断なく襲ってくる台風の前は酷暑。

 

「コラム 気流

九電工が現場の社員に貸与している「空調服」を試させてもらった。背面に二つ付いた直径9センチのファンの威力は想像以上。上着の中を風が流れ、まるで扇風機前に立っている感じ。汗ばんでも湿気がこもらない。作業がはかどりそうだ一般にはまだなじみが薄い空調服だ、建設現場では急速に広まっている。九電工は2年前'3種類をテストした上で昨年、導入した。風を最強にしても小型バッテリーで5時間稼働。必要に応じて替えのバッテリーも貸与し、労働環境の改善を図っている屋外の 配電線工事や建物の電気・配管工事の現場で働く社員には 好評。夏場は作業環境が過酷になるが、昨夏は空調服の導入で熱中症の発生数が約15%減った。記録的猛暑のこの夏も効果を挙げそうだ。来年あたりには、サラリーマン用の空調スーツが登場するかも。」(2018811日西日本新聞)

 

下水やダムなどの設計推定値がもう変えないといけないのではないか。停電対策も見直さないと「想定外」が増えているように思う。温暖化対策と並行して。


nice!(0)  コメント(0) 

揶揄しないで [寛容なき社会]

 

 

博多山笠のエピソードです。

 

「博多の旧家で発見 山笠古文書

筆者の一人は小堀家子孫

博多の旧家で見つかった博多祇園山笠の江戸時代の古文書について解説する講演会が1日、福岡市の博多区役所(博多駅前2丁目) であった。1781(天明 元)年から82年間の年代記の一部筆者について、市博物館の宮野弘樹学芸員が「1437年に京都から招かれ人形作りを伝えた小堀善左衛門の子孫ではないか」と最新の調査結果を話 した。 古文書はかつて櫛田神社近くの瓦町(同区祇園町)に住み、実家が妙楽寺新町(同区須崎町)にあった旧家が所有。(以下略)」(201882日西日本新聞)

 

 

若者言葉などふれあうこともないので知りませんでした。

 

「コラム 花時計

意識高い系。若くして積極的に慈善活動などに参加する人たちをやゆするような意味を込 めて、そう呼ぶ若者がいる。学生時代、私もこの言葉を何度も耳にした先日、元ハンセン病患者と交流を重ね、各地でハンセン病問題について講演をする広島の女子高校生のセミナーを取材した。「差別した責任は私たち市民にもある。正しく学び、正しく行動しなけれ ばいけないんです」。彼女は多くの人たちの前で堂々と訴えた。立派だった。彼女のような活動をしている人を誰がばかにできるだろうか「もつと大きなフィールドの東京の大学に進学したい」。講演後、彼女は笑顔で話してくたれ。すてきな仲間に出会い、多くの刺激を受けて、素晴らしい大人になってほしい。(長田健吾)」(同前)

 

若者特有のテレもあるのでしょうが、真面目さをしてはいけない。それは自らの人格を貶めます。


nice!(0)  コメント(0) 

随筆的に流している [寛容なき社会]

 

 

随筆というのが日本的なものであるという。

 

「日本でいう随筆というジャンルは、外国人にはよく理解できないでしょう。エッセイというのは、たとえば フランス人にとっては、ある場合には戦闘的な議論の文章であり、あるいは実験的な考えを論じるための道具であったりする。イギリス人のある種のエッセイは日本の随筆に かなり近いけれども、それでも日本のように季節感覚に没頭するようなものは稀れで、必ずそこに人間の生活が出てくる。複雑な思考能力を持った人間の頭のなかに生じるドラマなり、その人間の身辺に生じるドラマなりが背景にあって、その上で孤独な一

人の思索者の生活が書かれているでしょう。

それに対して日本の随筆では、しばしば書いている人間が消えていくよね。書き手の肉体がスーッと消えてしまえばしまうほど、すばらしい文章、だとされるところさえあって、主体が極度に稀薄になり、彼がじっと見つめている物のほうだけが浮び上がってくる。」(『詩の誕生』)

 

これを読んでいて主張しない日本人ということを思いました。差別に対して「怒らない」という指摘もあります。韓国などははっきりしているように思う。報道もまた怒らないのでしょうか。

 

「コラム デスク日記

  まだ「シンゾー・アベ」で、いいのだろうか。国際会議のたびに思う。Shinzo Abe。英字メディアは安倍晋三首相の名前をそう伝える。名姓の順である。ところが同じ会議で、中国の習近平国家主席はXi Jinping、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領もMoon Jae-inと、母国語と同じ順だ。なぜか。

 この差は日本が欧米風をありがたがってきたことに由来する。2000年の国語審議会答申によると、名姓順の表記は1880年代の欧化政策の時期に定着した。国を挙げて西洋のまねをした鹿鳴館時代である。答申はこれを問題視し、日本語通り姓名の順にすべきだとしたが、長年の習慣は大きくは変わらず、欧米報道機関もその慣例を反映して名姓の順で表記している。

 日本国憲法は米国に押し付けられたものだからけしからん、という趣旨の発言をしてきたはずの総理は、それでもまだ「シンゾー・アベ」で、いいのだろうか。 (横尾誠)

2018/10/03付 西日本新聞朝刊=」

 

 

 


nice!(0)  コメント(0) 

民意は示された [沖縄]

 

 

沖縄の民意は揺るがなかった。県知事選では最高得票でありました。辺野古問題の争点隠し

は通用しませんでした。ありがとうございました。アメリカの新聞も反応したという。

 

「コラム  春秋

 「西方に、極楽あり」。福岡市博物館で開催中の「浄土九州」展のうたい文句だ。災害や疫病、飢饉(ききん)、戦乱…。苦しみ多き平安人は、西のかなたに阿弥陀(あみだ)如来の浄土があると信じ、救済を願った(略)

▼九州よりもさらに西方の沖縄。豊かな自然と文化に恵まれた島々は「楽園」のイメージにより近い。だが、極楽どころか、先の大戦では地獄絵図さながらの犠牲を強いられ、今なお過大な基地負担に苦しむ

▼米軍普天間飛行場の辺野古移設が最大の争点となった沖縄県知事選。急逝した翁長雄志(おながたけし)知事の遺志を継いで移設反対を訴えた玉城(たまき)デニー氏が、移設を強行する安倍晋三政権が支援する候補を破った

▼民意は示されたが、政権は聞く耳を持つだろうか。県民の願いを無視し、国策に従う人だけに経済的な「救済」を与えるやり方を続ければ、対立と分断は深まるばかりだ

▼縦横4メートルの巨大な「曼荼羅(まんだら)」が同展に。阿弥陀如来を中心とし、左右対称に均衡した空間は極楽浄土の情景を描いたものだ。右や左に偏ることなく、政治や思想の対立を超え、平和を中心に、自然や文化、経済、防衛などの均衡が取れた情景こそ、沖縄が求める浄土ではないか。=2018/10/02付 西日本新聞朝刊=」

  

 県民の意思を無視するならその責任は大きい。


nice!(0)  コメント(0) 

新聞は生き残れないという [ジャーナリズム]

 

 

朝、430分頃には起床。まず、麦茶を飲みます。そして、新聞を取りに行きます。日曜日はクロスワードパズルを最初にします。読者の投稿欄は熱心に読むことにしています。

 

たしかに新聞は苦戦しています。だが、その中から読者の関心が高いものを提供していこうとしているようにも見えるのですが。

 

「代表的な例が、新聞社です。日本の新聞各社が完全デジタル化に踏み切れない最大の理 由は、販売店網の存在があるからでしょう。販売店網自体は、実質的な新聞のコンテンツとは関係ありません。にもかかわらず、販売店網の温存にこだわり、紙の新聞との値段格差を避けるため、デジタル版の値段も下げられないという状況が生じているのです。

 生き残りのために必要な戦略転換がなかなかできない組織は、新聞社の現在の姿を負の 教訓として意識改革をするべきです。こうした状態に陥っているのは新聞社だけではなく、 今の日本社会の至るところで散見されます。次から次へと新しいアイデアが生まれてくる中で、イノベーションを起こせない組織は確実に時代から取り残され、淘汰されていくことになるでしょう。」(『誰がテレビを殺すのか』)

 

人口減社会ですから減少するのは当然です。だが、当面はシルバー世代が健全ですから新聞が消えていくことはないでしょう。販売店の問題は大きいでしょうが、素人には分かりにくいところです。新聞は広告収入では落ち込んでいるのでしょうか。少しぐらい広告が増えても新聞が届くのだったら我慢するという年寄りは多いのではないか。淘汰されないことを願う。

 

008.JPG

nice!(0)  コメント(0) 

手紙を書かくなくなりました [老化]

 

 

新聞の投稿欄からです。

 

「友への便りは 電話よりも筆 67

暑中見舞いのはがきがボツボツ届くようになった。 何十年たっても友情を文面から感じとれ、大切にしたい友である。難しい言葉などなくても、互いを思いやる平易な文章の中に、培われた絆や縁が感じとれる。 今は電話や携帯(スマー トフォン)などで簡単に連 絡がとれ、用は足せる。が、 相手を思い、会話をするようにつづる文字は時代が変わっても大切にしていきたい。 (以下略)」(2018726日西日本新聞)

 

数少ない友だちですが、電話では言い残しが多く、手紙を書くことがあります。言い足りなかったことだけでなく、相手の話に反応できなかったことなどを綴ります。利き手の右が少し不自由なのでパソコンで書きます。断片的な話になるので書き直しにも便利だからです。それでも親しい友は50歳前に亡くなりました。たまに声をかけるように亡くなった友に文を書いていることがあります。


nice!(0)  コメント(0) 

内なる中国 [経済]

 

 

自分の中にもあるのではないかと思わされた内容でした。

 

「永田健の 時代ななめ読み ある中国研究者の憂い

 中国に関する書籍をネットで買おうと検索していて気付いたことがある。タイトルに中国の「崩壊」をうたった本が、やたらと多いのだ。題名だけ目で追っていけば、まるで中国の経済や社会は明日にでも崩壊しそうな気がしてくる。

 しかし、発行された年をチェックすると、10年前とか5年前とかに出版された本が結構あるではないか。おいおい、それから随分たってるけど、崩壊してないぞ! ノストラダムスの大予言かい!とパソコン画面に突っ込みたくなる。

 ただ、現在も書店にこの種の「中国崩壊本」が並んでいるところをみれば「崩壊本」には一定の需要があるようだ。その辺の事情を中国研究者で拓殖大学教授の富坂聰(さとし)さんに聞いた。

   ◇   ◇

 -中国経済、崩壊しますか?

 「私も2012年までは中国がかなり大変な状況にあるとの見立てをしていました。しかし現在は、たとえ中国経済が2~3年停滞するような事態が起きたとしても、崩壊はしないとみています。ハイテク化の中、中国が世界で一定のポジションを取っていくことができれば、中国の成長はかなり長く続くでしょう」

 

 -なぜこんなに「中国の崩壊」をうたった本が出ているのでしょうか。

 「一言で表現すれば、日本人の願望ですね」

 

 -願望?

 「自分たちが中国より上、という意識があるため、現実の中国の台頭を認めたくない。嫌な現実を受け入れるより、ファンタジーとしての中国崩壊論を読んでいたい、という心理ではないでしょうか」

(略)

   ◇    ◇

 富坂さんは、中国やアジア諸国に対する日本人のこうした負の感情が、政府の外交方針にまで影響を与えるのではないか-と憂慮している。

 「外交が大衆の熱狂にさらされると政府が引きずられる。外交が大衆化すると判断が単純化し、イエスかノーかになってしまう」

 「感情で国際情勢を分析してはいけない。『いいか悪いか』ではなく『わが国にとって得になるか損になるか』で判断する。政治家は、どちらに転んでも大けがをしない、という外交を追求すべきなのです」

   ◇   ◇

 これから日本が中国と共存共栄を目指すにしろ、ライバルとして競うにしろ、その強さと弱さをトータルに分析することが戦略の前提となる。強みから目をそらし、弱点だけを繰り返し読んで喜んでいるようでは判断を誤りかねない。(以下略) (論説副委員長)=2018/09/30付 西日本新聞朝刊=」

  

 経済大国中国という実態を、かつての日本に出稼ぎに来ていた時のイメージで見ているように思う。それは、隣国の脅威という潜在意識かもしれない。中国の経済の実態はどうかなど無視してこうあって欲しいと願望に支配されているのではないか。そんなことに気付かせてくれたコラムでした。


nice!(0)  コメント(0) 

「高プロ」を望んだのは [働く]

 

 

新聞の投稿欄からです。

 

「森友と加計の 真実解明望む 81

32日間も延長された国会を国民はどう見ているだろ うか。森友と加計、ことも あろうに神聖なるべき「学園」建設の不正疑惑が国会 議を停滞させた。野党が いつまでも問題にするからだとの声もあるが、われわれ国民はただ一件の疑惑で あっても、国政に関するこ とは無謀に国会を通過してはならないと思う。それが代議制民主主義の根幹だからである。

それにもかかわらず、文書隠蔽、毀棄、忖度という名の上司へのへつらいが横行した。真実が暗闇の中で見えないままである。

われわれ国民は、今の政治にカジノだの「高プロ」だのという働き方法案を期待しているのではない。森友・加計問題の真実が全て解明されることで、議会と行政が完全な民主主義のもとに置かれることを熱望しているのである。その時のみ、強引な延長国会も役に立ったと言えるのではなかろうか。」(201875日西日本新聞)

 

3か月前はこんな議論が盛んだった。だが、握りつぶされた。そして、カジノ法、「高プロ」などが強行採決されました。だが、最近の調査では検討している企業は1割程度だという。誰が「高プロ」を強行採決までして期待したのか。そのことを知りたい。


nice!(0)  コメント(0) 

地方では [社会]

 

 

「ニュース川柳

・知事選で白波さわぐ辺野古沖

・再選で軍靴の音がにじり寄る

・良い品を安く作れば関税で

・でかい鍋食べに行きたい芋煮会 」(2018928日西日本新聞)

 

 

新聞の投稿欄からです。

 

「(声)地方議会、定数削減でいいのか 79歳 2018929日朝日新聞

 私の住む地域で、地方議会の議員定数削減の検討が始まっています。7年前の統一地方選で削減したばかりなのに、です。

 全国的には、地方議員のなり手不足解消が大きな課題となっているようですが、こちらで定数削減を要望しているのは商工会議所などです。財政状況の厳しさや人口の急速な減少などを挙げ、近隣の議会と比較して削減の余地があるとしています。定数を削減すれば、議員同士が切磋琢磨(せっさたくま)するようになり、質の向上につながるという声もあります。

 私は15年間、市議会を傍聴していますが、定数削減で議員の質が向上し、議会が活性化したとは思えません。私たち市民の生活を豊かにするには、限られた税金を行政が有効に執行しているか、議員がしっかり検証していく必要があります。(以下略)」

 

定数削減で質が向上するとは私も思いません。行政と議会との関係が変わるような仕組みはないものでしょうか。議員のなり手がいないところもあるそうです。福岡県大牟田市は人口減で市の保健所を県の運営にして欲しいと要望したという。人口減の地域に対する施策が求められているのかもしれません。


nice!(0)  コメント(0) 

他者を決めつけていないか [寛容なき社会]

 

 

相模原市の知的障害者施設での大量殺人事件では犯人は障害者を「心失者」と決めつけているというのが気なっています。私たちの中に他者を評価し、決めつけることを日々繰り返していないだろうか。友だち、あるいは親友をもつべきだという意見があります。それに対して孤独を楽しむことでいいのではと主張も強力です。友だちから全て受け入れるというのは友人としても受け入れがたいものもあります。個人が友だちに抱く感情を受け容れられなければ友だち関係は築けません。時として、他者を決めつけることは私にも少なくないと思います。そんな問題ではないと思いますが、次の記事を読みながら思いついたので・・・。

 

「障害者を「法外」に置くな 

津久井やまゆり園元職員 西角純志氏

相模原市の知的障害者施設 「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害され、職員2人 を含む26人が重軽傷を負った事件から726日で丸2年。戦後最悪とされる大量殺人事件はなぜ起き、投げ掛けた問いは何なのか。それを探ろうと私は、殺人や殺人未遂罪などで起訴されたやまゆり園元職員の植松聖被告(28)と昨年9月以降、手紙のやりとりや6回の接見を繰り返してきた。

初めて接見したのは今年131日。礼儀正しく気さくで、どこにでもいそうな好青年に見えた。伸びた黒髪を後ろで結んでいたが、毛先だけ明るい色だ。質問には、笑顔ではきはきと答えた。やまゆり園での仕事は「楽しいこともあった」と答えた。

当初は「障害者も楽しく生きられればいい」と思っていたが、奇声を上げるなどする入所者のことを「人間として見られなくなった」ことがきっかけで勤務2年目ごろから考えが変わったそうだ。 やまゆり園を襲撃した際 は、職員から抵抗を受けて「怖い気持ちもあった」と振り返った。しかし「(意思疎通が 図れない)障害者は必要ない」との信念は揺るがず犯行をやめるとの考えには至らなかったという。

私が安楽死について尋ねると、事件後に報道されたように「私が殺したのは人間ではない。『心失者(しんしつしゃ)』だ」と主張。「(命の価値は)国家が決めるべきだ」とも訴えた。

優生思想やトランプ米大統領による移民排除政策、植松被告も使い「脳が壊れた」という危険ドラッグなども話題にした。 植松被告とのやりとりから 見えてくるのは「生きるに値 する生」と、そうでない生との間に境界線を引き、生を選別しているという問題だ。 選別と言えば、警察は通常、 事件の概要を報道機関に発表する際、犠牲者の氏名は実名で公表する。それを実名で報道するか匿名にするかは、報道機関が判断する。ところが、今回の事件の発表で警察は犠牲者を匿名とした。いつもの実名発表が法の精神にのっとったやり方だとすれば、匿名発表は犠牲者たちを選別し「法外」に追いやることに他ならない。

確かに、事件後、私が面会した被害者家族らの中には 「(入所者のことを)周囲に 話していない」として、匿名 を希望する人がいた。 そうした理由も理解できる が、警察の匿名発表は障害者 に対する差別だとも言えるだろう。名前を伏せることは、犠牲になった19人の存在を否定することでもあり、社会に存在したことを示すことができなくなってしまうからだ。 こうした現状に立ち向かうため、私は20169月か.ら、他のやまゆり園元職員とともに、犠牲者19人の生前の.様子など「生きた証し」を関係者から聞き取る活動を進め

てきた。今後開かれる事件の裁判員裁判では、犠牲者を匿名にして審理が進められることも予想される。であれば、私たちが集めた19人の「生きた証し」は、この裁判で「証言」として存在の意味を持ち得るかもしれない。」(2018727日西日本新聞)

 


nice!(0)  コメント(0) 

「四つの自由」 [政治]

 

 

新聞の投稿欄からです。

 

「(声)「四つの自由」は日本にあるか 91歳 2018928日朝日新聞

 先の大戦中やその後、「四つの自由」という言葉がみられた。当時のルーズベルト米大統領が1941年の一般教書演説で語った「言論・表現、信仰の自由」「欠乏、恐怖からの自由」の四つで、民主主義の原則とされるそうだ。私が旧制中学2年生だった当時、日本にこの「四つの自由」は存在していなかった。

 では今の日本にはあるのかというと、否定的にならざるを得ない。昨今の政府による報道への圧力は、明らかに「言論・表現の自由」を脅かし始めている。

 「欠乏からの自由」は、災害による避難生活者の存在や生活保護者数の増加状況をみるとあるとはいえない。首相の軍隊礼賛ともとれる言動から、「恐怖からの自由」も危険水域に入ったと言えるのではないか。

 「信仰」だけが保たれているが、衆参両議院で自民党の絶対多数が常態化すれば、歴史から見てどうなるかわかったものではない。

 かびの生えた「四つの自由」かもしれないが、もっと真剣に自由を見つめ直すべきだ。今回の総裁選中に報じられた自民党内の独裁国家のような状況を見せられると、空恐ろしくなる。」

 

報道への圧力ではないとする自民党ですが、テレビを見ていたら分かる。明らかにしり込みしています。まずはここからでもなんとかしてもらいたい。多数派なればこそ。先の総裁選では国民のそうした空気も反映されたと思うが。


nice!(0)  コメント(0) 
前の15件 | -