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社会の事実が隠され続けてきた [ジャーナリズム]

社会の事実が隠され続けてきた

 

朝日新聞のことですが、他も似たようなものだと思います。経済部・政治部が他の部門より給料が良いという。今、どうなのかはわかりませんが。

 

 

「烏賀陽

僕はあの高給は「口止め料」とか「慰謝料」だって考えています。さらに言えば社内的な出世コースは「福利厚生」みたいなもんじゃないかつて。編集局長になったり、取締役

なったりっていうのは十中八九、政治部とか経済部の人なんやなあ。

上杉

要するに、何もしないのが優秀っていうことになるんですね。

 

マイナスベースアップ?

上杉

朝日新聞で思い出したんですけど、45年前、朝日新聞の本社ピルの食堂に行って衝撃を受けたことがあるんですよ。春先だったと思いますが、労働組合がベースアップを打ち出 すんです。ところがそのベースアップは「マイナスベースアップ」だった。

 烏賀陽

それ、ベースアップとちゃう()。べースダウン。ベアじゃなくてベダ()

上杉

8階の食堂のところに書いであったんです。「今期マイナス1%を要求」と書いであったんです。最初は「なんで賃上げなのにマイナスって書いてあるのかな」と思った。単なる書き間違いかと思ったんですけど、別のフロアーを見ても同じで。烏賀陽さんは見ていませんか?(『報道災害』)

 

ここでは、朝日新聞を茶化すものではありません。1980年代、労働組合運動の再編ということで、総評が解体され、今の労使協調の「連合」が主導権を握ります。これは、財界の希望でした。その結果、ベースダウンもありますし、非正規雇用の増大、出世争いが主目的の職場という退廃化してきました。それは私たちの負の遺産となっています。

 

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そして、同時並行して原発問題が隠微に淫行していきます。(201193日西日本新聞「原発と国家」)

「「悪いけどアメリカ 3年くらい留学してくれ ないか。費用は全部持つ」。東京電力の社員が 安斎育郎(71)=立命館大名誉教授=に切り出し た。1970年代半ば、 学会の帰りに社員に突然誘われ、東京の下町にある老舗の馬肉料理屋で桜鍋をつついていた。留学を断った安斎は「監視するよりも、留学してもらった方が安上がりということだったんでしょう」

と振り返って笑った。安斎は東大工学部原子力工学科の1期生。当時は医学部で放射線防護学を研究する助手だった。原子力に関わる研究者でありながら、原発反対を主張していた。」さらに、「東電には「安斎番」と呼ばれる社員がおり、講演会に来ては内容を録音して社に報告。研究室の隣席に東電出身の研究者が座り、「ぼくの役割は安斎さんが何をやるか情報収集すること」と明かした。」

ここまでやって、原発を推進してきた。しかし、それは、報道されることもなく、もしかしたら、永遠の闇の中に葬られたかもしれない。そして、福島事故時に東電会長はマスコミOBを連れて海外に行っていた。それも、大手マスコミは伝えなかった。こうした、社会を作ってきた責任が問われる必要があるように思う。


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