任せて文句をいう社会 [寛容なき社会]
任せて文句をいう社会
首都大学東京教授の宮台真司さんは西日本新聞(2012年2月8日)で次のように述べています。
「野田佳彦首相は昨年12月 に福島第1原発事故の収束 を宣言。政府は、原発政策 の中長期的な方向性を示さ ず、民意を問うこともない まま、海外向け原発ビジネ スを再開し、原発再稼働の 準備が進む。」という質問に対して
「日本は合理性に従った決定ができないシステムになっている。民主主義が多数決のことだと勘違いされている。みんなで決めたことは大抵間違わないと。そこにボタンのかけちがいがある。『引き受けて考える社会』であるべきなのに、日本は『任せて文句を言う社会』になっている。任される側の政治家や官僚は、科学や知識を尊重するのでなく空気に縛られる。これでは合理的な決定を生み出す ことはできない」
これは、例えば、医者を信頼していますからお任せしていますと言いながら、医療事故みたいなことがあれば一転して強硬な姿勢に出る人たちがいます。医者を選んだことの責任がないのだと思う。任せられる医者だと勝手に思い込んでいるようにも見える。それと似た社会構造が広がっているが、異議申し立ても広がっている。しかし、その人たちが多数派になることはない。そういうことより、問題があればそのときに文句を言ったが良いという都合の良い社会になっていなかと思う。そこには、責任などからできるだけ遠いところにいたいという本音があるように思うのだが、どうだろうか。
2012-02-08 11:47
nice!(1)
コメント(1)
トラックバック(0)








まさしく最近のクレーマーですね。
by taro-u (2012-02-08 20:43)