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前の15件 | -

「戦場では人は何にでもなる」 [平和を]

 

 

新聞のコラムからです。

 

「 論説委員の目

「戦場では人は何にでもなる」

 村上春樹さんがこの春に発表した長編小説「騎士団長殺し」(全2巻)は、歴史の暗部と向き合うことを読者に求める作品である。

 登場人物の学生は20歳で徴兵されて1937年の南京攻略戦に加わり、復学した後に自殺する。遺書には、上官に命令され、軍刀で捕虜の首を切らされた経験などがつづられていた。

 この学生が所属したのが、勇猛果敢で名をはせた熊本第六師団という設定である。

 まるで通過儀礼のように、新兵に銃剣で捕虜を殺させる場面は、79年に刊行された元兵士の証言集「揚子江が哭(な)いている-熊本第六師団大陸出兵の記録」(創価学会青年部反戦出版委員会編)にも登場する。

 死が常に身近にある戦場の最前線だ。「気も荒くなり、また、敵愾(てきがい)心も増す(中略)民間人に対して、さらには赤ん坊にまで目をそむけたくなるような仕打ちをしていく」

 「殺すのがあたりまえという感覚」から「ただ殺すのはおもしろくない、少し変わった殺し方を」と思うようになったという証言もある。

 私たちは、米軍による空襲や被爆の体験を語り継ぎ、新事実を掘り起こして、記憶の風化にあらがってきた。今後もたゆまぬ努力が必要だ。

 一方で、朝鮮半島や中国における日本の加害の記憶は、深く国民に共有されているとは言い難いのではないか。

 責任はマスコミにもあるだろう。例えば第六師団の南京戦に触れた本紙の記事は、この30年間で数本しかない。

 私にも苦い体験がある。

 駆け出し時代、中国で戦った元兵士を取材した。捕虜殺害などの話を聞いたが、記事になることを家族が拒み、掲載を諦めざるを得なかった。

 「戦場では人は何にでもなる」という元兵士の言葉は、今も忘れられない。

 戦争はごく平凡な市民を、時には女性や子どもにもおぞましい暴力を加える残酷な兵士に変えてしまう。その恐ろしさから目を背けては、反戦・平和の道は歩めないと改めて思う。

2017/08/14付 西日本新聞朝刊=」

 

新聞の戦争体験投稿欄からです。

 

「悔やみきれぬ 「青春の蹉跌」   89

 昭和16128日、第2 次世界大戦の幕が切って落 とされた。当時、私は台湾 最南端の軍事都市・高雄にいた。中2であった。 戦時体制下、軍事教育主 体の日々ではあったが、まだ曲がりなりにも授業を受 けることができた。しかし、 同年には米軍の台湾空襲も 始まり、やがて熾烈化。われわれもついに学窓を去り、国土防衛のため学徒出陣となった。 そして関東軍の部隊に一兵卒として配属され、軍隊教育を受けた。中でも台南航空隊守備のための野外防空壕での生活は厳しかった。昼間は戦車壕やざん壕掘り、夜は切り込み隊特攻

の戦闘訓練に明け暮れた。が、戦況はわれに利あらず、ついに終戦となった。あれだけ懸命に祖国のため、私を犠牲にして頑張つてきた青春の過ぎし日々は一体、何だったのか。悔や

みきれない「青春の蹉跌」であった。

あれから実に七十有余年、今日の平和のありがたさを痛感する。どんなことがあっても二度とあの悲惨な呪うべき戦争だけは繰り返してはならぬと固く心に誓う。」(201762日西日本新聞)

 

 

「目的地いずこ 餓死者相次ぐ  89

昭和206月のフィリピン戦線。補給路を断たれた日本軍は各地のジャングルに敗走し、餓死と病死者が 相次いだ。 僕はネグロス島にいた。 軍は島北部の山岳地帯に移動して、そこの盆地で田畑を作り、食糧を自給自足するという作戦を立案した。 既に動ける者は少ない。名ばかりの野戦病院も千人の患者に「原隊復帰」の命令を残し、移動していった。 僕は守備陣地で装備一切を捨て、北ヘ向かった。数日後、断崖絶壁を下り、高 原に出た。ここは現地ゲリラの根拠地。野盗と化したゲリラが出没していた。野生バナナの幹の芯をかじり、木の新芽を煮て、腹を満たしながら、さらに北を目指した。数日後、山岳のジャングルに到達した。が、前人未到の地で目的の盆地の位置が判明せず、多くの兵がジャングルの中で餓死していった。こうしてネグロス島「自給自足作戦」は失敗した。」(同前)

 

「補給路断たれ無謀な戦いに 87

先の大戦での日本軍の死者は約230万人という。その過半数が栄養失調含む餓死というのに驚く。

♪どこまで続く泥濘ぞ  32夜を食もなく雨降り しぶく鉄兜・・・。

軍部に そのころから既に食料ヘ 配慮がなく、食は進軍占領地での現地調達に頼っていた。

戦禍を逃れる中国の民は家畜を連れ、田畑を焼き払い、米一粒残さない。兵たちは

♪泥水すすり草を噛み・・:というありさま。大陸でさえそう、まして孤島では補給路も断たれ、至る所 で餓死が待つ。東京・硫黄島、食はおろか飲み水の欠乏にも・苦しみつつ、兵たち は1カ月以上も奮闘して玉 砕した。北のアッツ島でも壮絶な攻防の末に玉砕した。米軍の食料を見つけ、それを食べる日本兵を見た米兵は「日本兵は強すぎる鬼と思っていたが、やはり人であった」と後に語っている。 無謀な戦をしたものと、 今更ながら憤りを感じる」(同前)

 


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それでも大学に行くのは [寛容なき社会]

 

 

憲法改正をしたい現政権は高等教育の無償化まで言い出しています。憲法変えなくても、奨学金制度の抜本的な見直しで無償化に近いことが可能だと思いますが、アベノミクスの次世代負担の増大化という特徴もあるのではないか。

 高度成長期の夢物語にこだわっていてはいけないのではないか。原発同様次世代に負担させるアベノミクスの幻想をなくしていくことが肝要ではないか。

 

高卒大学大学院卒の賃金差は近年、拡大傾向にあります。厚生労働省の行う「賃金構造基本統計調査」によれば、1999の大卒以上の平均賃金(年額)は男性3983000円、女性2724000円に対して、高卒の平均賃金は男性312万円9000円、女性2063000円です。高卒に対する大卒以上の平均賃金は、男性は 127倍、女性は132倍でした。 それに対して、2015年の大卒以上の平均賃金は男性4025000円、女性28 78000円です。高卒の平均賃金は男性2882000円、女性2077000円です。高卒に対する大卒以上の平均賃金は、男性は140倍、女性は139倍となっています。

男性、女性ともに1999年よりも2015年の方が、大卒以上と高卒との賃金格差が拡大しているのです。大卒以上の専門知識や情報処理能力、判断能力を必要とする仕事が増えていること、高卒の雇用状況が悪化していることなどがその原因として考えられます。」(『奨学金が日本を滅ぼす』)

 


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自治体職員に関心を [働く]

 

 

新聞の投稿欄からです。

 

「片仮名語現象 漢字を使おう 72

本紙「春秋」に、片仮名語が多過ぎとあった。私も その現象を批判的に見ている。作家の故井上ひさし氏も「政治家やお役人は片仮名語がお好きらしい」と書いていた。

幾つか新聞から拾うと、アカウンタビリティl(説明責任)、コンブライアンス(法令順守)、ハザードマップ(災害予測地図)などがある。日本語は漢字と意味があるので、意味をすぐ理解できる。なのに、なぜ片仮名語か。小池都知車も何度も「都民ファースト」と言っている。

日本語があるのに片仮名の語を使う。その心は何なんだろう。格好いいのだろうか。NHK紅白歌合戦の出場者、曲名の半分以上が片仮名語とアルファベットだ。会社名や建築物には、 かなり前からこの傾向が見られる。 平仮名の市名も増えた。 漢字でなく、なぜ平仮名なのか。大げさに言えば、日本から漢字が消える日が来るとさえ、思ってしまう。」(2017515日西日本新聞)

 

下着のことをテレビでもインナーと言っている。

 

国民の不満をそらすために公務員批判を過去の政権は繰り返した。それを無邪気に信用した人たちが公務員攻撃をするが、今は非正規・バイトが増えています。自治体の実態に関心を持ちたいものです。

 

熊本県職員4割「心身不調」

地震対応従事者に調査

業務量激増、休日取れず

熊本地震の対応に従事した 熊本県職員の約4割が「震災後、心身の不調があった」と 訴えていたことが、県の調査で分かった。災害対応に追われ業務量が激増したことや、 休日や休養が取れない状態が続いたことなどが原因とみられる。県は今月中に再調査を 行い、職員の心身の状況を把握して必要なケアにつなげていく方針。(以下略)」(同前)

 


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いろいろな復興へ [社会]

 

 

新聞のコラムからです。

 

「花時計

常に自然と向き合う農家の強さを感じた。九州豪雨で大きな被害を受けた朝倉市杷木松末の柿農家男性(68)は「何とかなるって」。土砂が流れ込んで約5割の果樹園で当面農業が難しい。軽トラックも春に買ったばかりの草刈り機も土砂に埋もれた。それでも残った果樹園で農作業を再開した今までも低温被害や消毒の仕方の失敗で、不作に陥ったことがあったと いう。「ある意味、想定外のことが起こるっちゅう『予行演習』はできとったと」。災害から立ち直る道筋を描いて進み始めていた農業の世界でも機械化や情報通信技術(ICT)の活用が進むが、重要なのはその技術を生かす農家の力量だと、あるセミナーで聞い田。想定外の自然現象を受け止めるのもまた、機械ではなく人間の力だと思った。(石田剛)」

2017811日西日本新聞)

 

こういう人もおられるでしょうが、70代の方が借金してまでやる時間はないとテレビで語っていました。様々な環境下で苦闘しているのではないでしょうか。

 

別の支援のカタチも

 

「 デスク日記

 「わからないことがあったら、いつでも連絡をください。われわれの教訓を生かしていただかなければ、亡くなられた方々が浮かばれません」。東日本大震災で被災した仙台市の河北新報社の友人からメールが届いたのは、昨年4月の熊本地震の直後だった。それから度々連絡を取り、東北の避難所や仮設住宅で起きた課題を聞いたり、災害の専門家を紹介してもらったりと頼りにさせてもらった。

 そんな経験を基に、熊本地震の経験者から九州豪雨の被災者に助言してもらう「伝えたい 熊本から」を紙面で始めた。避難所の運営リーダー、子どもの心のケアに当たる専門家、被災者の心身をほぐす「笑いヨガ」の先生…。一人一人の話に実感がこもり、実践的な内容が詰まっている。災害はどこにでも起こり得る。次の被災地の犠牲をいかに少なくし、被災者の痛みを軽減していくか。教訓のバトンをつないでいく役割を肝に銘じている。 (前田淳)=2017/08/08付 西日本新聞朝刊=」

 

災害が増えている国の抜本的な対策も求められている。「はげ」と叫んでいる場合ではない。


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熱中症五輪後は不況の予感 [テレビ]

 

 

安倍晋三首相が「福島の汚染水はアンダーコントロール」とした。おもてなしも、開催日もお金まみれの期日決定だそうです。世界陸上もテレビ局は熱中していますが、成績は芳しくありません。それでも放映するのは・・・。

 

「牧太郎の大きな声では言えないが… “東京五輪病”を返上!毎日新聞201787日 

 東京五輪を返上しろ!なんて書いていいのだろうか? 何度もちゅうちょした。毎日新聞社は東京五輪オフィシャルパートナー。いわば、五輪応援団である。

でも、恐る恐るサンデー毎日のコラム「牧太郎の青い空白い雲」(7月25日発売)に「日本中が熱中症になる“2020年東京五輪”を返上せよ!」と書いてしまった。すると、意外にも、知り合いの多くから「お前の言う通り!」という意見をもらった。返上論は僕だけではないらしい。

その最大の理由は「非常識な酷暑での開催」である。日本の夏は温度も湿度も高い。太陽の熱やアスファルトの照り返し。気温35度、もしかして40度で行われるマラソン、サッカーゴルフ……自殺行為ではあるまいか? 沿道の観客もぶっ倒れる

サンデー毎日では書かなかったが、日本にとって最悪な季節に開催するのは、アメリカの3大ネットワークの“ゴリ押し”を国際オリンピック委員会(IOC)が認めてからであるメディアの「稼ぎ」のために健康に最悪な条件で行う「スポーツの祭典」なんて理解できない。

もう一つの理由は「異常なメダル競争」である。日本オリンピック委員会(JOC)は「金メダル数世界3位以内」を目指しているそうだが、オリンピック憲章は「国家がメダル数を競ってはいけない」と定めている。日本人力士を応援するばかりに、白鵬の変化技を「横綱にあるまじきもの」とイチャモンをつける。そんな「屈折したナショナリズム」が心配なのだ。

 「東京五輪のためなら」でヒト、モノ、カネ、コンピューター……すべてが東京に集中している。地方は疲弊する。ポスト五輪は「大不況」……と予見する向きまである

 返上となると、1000億円単位の違約金が発生する。でも、2兆、3兆という巨額の予算と比較すれば、安いものではないか。

東京五輪は安倍晋三首相が「福島の汚染水はアンダーコントロール」と全世界にウソをついて招致した。安倍内閣は「東京五輪のため」という美名の下で、人権を制限する「共謀罪」法を無理やり成立させた。東京五輪を口実に、民主主義が壊されようとしている。

 少なくとも、我々は“東京五輪病”を返上すべきだ!(客員編集委員) 」

 


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最後の被爆地ではないが [平和を]

 

 

長崎が最後の被爆地だとは言えないでしょうが、ビキニ環礁など核実験による被爆地はありますが、戦争によるものとしては長崎までと思います。

 

新聞のコラムからです。

 

デスク日記

 

 父と伯父、伯母2人が長崎で被爆した。家業の商店を継ぐはずだった伯父は数年後、重い原爆症で亡くなった。父は大学進学を諦め、故郷で家業を継いだ。18歳には、つらい運命だったようだ。やがて近所に暮らす母と結婚した。

 原爆が長崎に落とされていなかったら、父は別の人生を歩み、私も生まれてこなかったのかもしれない。だからといって、自分の命を「原爆のおかげ」なんて決して思わない。むしろ、多才で博識だった父には、その能力を存分に発揮できる道を歩んでもらいたかった。

 後輩記者が連載で、原爆投下によって、6歳で離れ離れになった友達を捜す被爆者に焦点を当てた。願いはかなわなかった。72年前の8月9日午前11時2分、長崎にいながら辛うじて生き残った人たちも、運命に翻弄(ほんろう)された。長崎を最後の被爆地に-。言葉に込められた意味を、世界のリーダーたちは想像してほしい。 (宮崎省三)=2017/08/09付 西日本新聞朝刊=」

 

戦争は運命を強制的に変えました。

ヒバクシャもがんが多いと聞きますが、次のような傾向があるそうです。分かるな。

 

「がん治療高齢者には控える傾向 国立センターが初集計20170809日西日本新聞

 

 各地のがん医療を中心的に担う病院で、75歳以上の患者には手術後の抗がん剤投与を省くなど、患者が高齢になるほど積極的な治療を控える傾向があるとの調査結果を国立がん研究センターが8日、発表した。

 早期の胃がんでは85歳以上の患者の2割が、痛みを和らげる以外は「治療なし」だった。薬の副作用や手術による体の負担を減らし痛みを取り除くなど、高齢者の体調に合った治療法を選択したとみられる。高齢者のがん医療の実情を大規模集計したのは初めて。

 ただ実際の医療現場では、治療の加減は医師の経験に任され、医学的な根拠は乏しいのが現状。高齢の患者に合った治療指針の確立が急務。」


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カジノ誘致の言い分と似てる [貧困]

 

 

新聞コラムからです。

 

デスク日記

  ある休日、パチンコ店に寄ったときのこと。片隅に「自己申告プログラム申込書」という書類があった。1日の投資金額の上限を店側に申告し、上限を超えたら店員に遊技を止められても構わない、という内容だ。顔写真の添付欄もある。業界団体による「依存症」対策の一環という。

 警察庁は来年2月から、のめり込み防止策として、大当たり1回当たりの出玉の上限を、現行の3分の2に抑えるよう法規制を強化する。同庁の担当者は「一発当てて取り戻そうというインセンティブ(動機づけ)をなくすことで過度にのめり込むことを防げる」と説明しているという。

 だが、「これ以上投資すると取り返せない」と冷静に判断できる人が、「一発当てて取り戻そう」と思うだろうか。「私が打つのを止めてください」と自己申告するだろうか。首をひねりながら申込書を1枚手に取り、振り返ると、店員が私を心配そうに見ていた。 (丸野崇興)=2017/08/07西日本新聞朝刊=」

 

カジノ法案をつくった人たちには国民を食い物してもかまわないと思っているように感じます。与党以外のカタチだけの野党も賛同して何が役に立つのでしょうか。


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少し違う気がする [働く]

 

 

次の意見に少し違うように思いました。

 

「論説委員の目 進化する「お利口社会」

 もう10年も前、「お利口ちゃん社会」という題で、本紙文化面に原稿を書いたことがある。

 きっかけは、ある女性コピーライターの、広告の仕事に関する話だった。

 「昔のクライアントは、とにかくインパクトのあるCM、面白いCM作ってよ-そんな注文だったのに、最近は、くれぐれも苦情のこないヤツ頼みます、に変わっちゃった。みんなお利口さんになって、つまんない」

 この話を入り口に取材を始めると、「無難」にはじまり「斟酌(しんしゃく)」「保身」「現状維持」「自主規制」「事なかれ主義」など、多種多様の「お利口ちゃん」現象が見つかったことを記憶している。

 そして先日。2017年度の経済財政白書を読んで、お利口ちゃん社会はさらに進展していると感じた。それは、景気が拡大し、人手不足も進んでいるのに、なぜ賃金上昇が鈍いのかを分析した部分だ。白書は、労使双方のリスク回避的姿勢が賃金上昇の妨げになっていると推測する。

 今の労働者は一つの企業に長く勤めるのを望み、賃金上昇より雇用の安定を求めている。一方、企業側も将来の負の経済ショックに備えて、賃上げを躊躇(ちゅうちょ)する。労使とも変化を恐れ、お互いが守りの企業内論理で賃金交渉を行うので、賃上げにつながらないという分析だ。

 労働者も経営者も、お利口ちゃん化し、安定最優先の安定族、保身最優先の保身族になっているのだろうか。

 そんな中、先週はお利口ちゃん社会の一段の進化に出くわした。

 参院の閉会中審査で、元首相秘書官が「記憶にない」という自己保身の常套句(じょうとうく)を進化させ、「記憶をたどる限り、会っていないと思う」と答弁した。これなら、会った事実があってもぎりぎりウソにはならないし、健忘症的常套句「記憶にない」では問われかねない官僚としての資格・能力問題も回避できる。でも、お利口ちゃん社会の進化、「もうこの辺でよか!」と言いたい。 =2017/07/31付 西日本新聞朝刊=」

 

労働者が賃上げを望まなくなったというのは少し違うのではないか。あきらめではないか。日本の主要な「労働組合」は労使協調路線です。大企業はほとんどそうです。折角、大企業に就職したのだから賃上げはして欲しいが「諦める」ということではないかと思う。どうだろう。取材して確認してもらいたい。


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沖縄のことを考えていない [沖縄]

 

 

「「世界最高齢」女子アナ再び 天草テレビ・100歳の大仁田さん 元気な古里方言で発信20170802西日本新聞」。ケーブルテレビ局です。

 

「江崎鉄磨氏「役所の原稿を朗読」 沖縄北方担当相、祝賀会後に発言」という。沖縄に寄り添うといいながら自分の考えも話せない人を大臣にする。なんたることか。

 

「【私説・論説室から】      沖縄は「捨て石」か      201782東京新聞

 

 七月二十六日に沖縄県民葬が営まれた元県知事の故大田昌秀さんに二度、インタビューしたことがある。

 一度目は一九九五年の米兵による少女暴行事件のときだ。二度目は戦後六十年の二〇〇五年で、戦中の記憶を語ってもらった。そこで教えてもらった歴史がある。

 一九四五年八月十五日。つまり終戦の日。平和が戻った日であると思い込んでいたが、沖縄師範学校の学生で「鉄血勤皇師範隊」に組み入れられていた大田さんらには平和など訪れては来なかったそうだ。

 その日、米軍の軍艦から花火打ち上げられるのを見ただけである。「終戦」どころか、米軍の掃討戦は十月すぎまで続いたという。宮古島や奄美諸島にいた陸海軍の将官が確かに、米軍の司令官との間で九月七日に降伏文書に署名している。

それでも戦闘があったというのだ。大田さんも至近弾を受けた。南部の摩文仁の丘から出たのは十月二十三日である。唯一の地上戦があった沖縄はいわば「捨て石」同然だった。占領下から現在も米軍基地は残る。

「沖縄が『捨て石』なのは今も同じ」と嘆く大田さんに当時、最も恐ろしく感じることは何かと尋ねてみたら、こんな答えだった。「新聞の論調が戦前と同じように、権力に迎合する風潮が強まっていることですね」 (桐山桂一)

 

 

 


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誰のために [経済]

 

 

被爆国が条約に参加しない。理屈に合わない話です。

 

広島も核禁条約言及ヘ

平和宣言政府に取り組み要求

広島市の松井一実市長は1日の記者会見で、原爆の日の86日に平和記念式典で読み上げる平和宣言の骨子を発表した。長崎市の平和宣言と同様に、米ニューヨークの国連本部で7月に採択された核兵器禁止条約に触れ、日本政府に「核保有国と非保有国との橋渡しに本気で取り組むよう訴える」と明らかにした。条約採択には核保有国と「核の傘」に頼る日本などは参加しなかった。日本は双方の「橋渡し役」を自任してきたが、宣言では「憲法が掲げる平和主義を体現するため」として、本気で取り組むよう求める。(以下略)」(201782日西日本新聞

 

日本企業が苦戦しています。東芝もそうです。詳しいことは私などには分かりませんが、かつては東芝製品がひとつは多くの家庭にあったと思います。それが、報道によれば原発事業で狂ってきたという。働く人にとってはたまったものではない。そんなことを考えさせられたコラムを読みました。

 

「気流

エレベーターに乗り売り場や催事などを案内する百貨店のエレベーターガール。かつてはパスガイドと並び女性のあこがれの職業だった。運転の自動化やコスト削減で見掛けなくなって久しいが、熊本市の鶴屋百貨店では今も現役だ▼同社は営業時間中、本館のエレベーター4基を手動運転に切り替えている。操作するのは「ご案内係」の女性社員約20人。さまざまな質問や要望に1人で対応する難しい仕事。入社後すぐ配属された若い社員が数年間経験を積んで売り場に異動する。おもてなしの心を持ち、店全体に精通した人材が増える効果もある▼同業他社ではほぼ姿を消したエレベ一ターガールを守っているのはなぜか。久我彰登社長に尋ねると「言葉できちんとご案内することが、お客さまを大切に思っている一番の証しだから」。百貨店の矜持だろう。」(同前)

 


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被災地のいろいろ [環境]

 

 

ニュース川柳

・核ゴミの処分適地と言われても

・核心に検察なぜか及び腰

・盆近し抜かれる舌も多かろう

・再稼働三連水車ゆえ嬉し」(201785西日本新聞

 

九州の豪雨被害では、有名な三連水車をマスコミは取り上げます。絵になるからでしょうが、ワンパターンで実態が見えにくくなっていないかと思います。次のコラムのようなことが現にあるのではないでしょうか。

 

「花時計

スーパーで『あんたんとこはいいな。うちは 全てのうなった』と言われてね。この辺りだけ土砂は来なかった。申し訳なくて、家の裏口から出入りするようになった。家の前の花に水やりもできん。はばかられてね」九州豪雨で被害が集中した朝倉市の集落に住む男性は訴えた「家を流された人がいるのに『おかげさまでうちは無事。遊びに来てください』とは言えない」と取材を固辞した旅館のおかみさん。1953年の大水害では旅館にも浸水して屋根伝いに逃げ、地元の人が握ってくれたおにぎりに救われた。「大好きな古里があんな姿に。せつない」家族を亡くした人や、家をなくした人だけではない。隣近所との触れ合

いや、故郷の風景をなくした人も「心の被災者」といえるのかもしれない。(下崎千加)」(同前)

 

お互いの思いやりがすれ違うこともあると思いますが、それを笑って語り合える日が来ますように祈りたいと思います。


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年寄りもテレビが面白くない [テレビ]

 

 

新聞の投稿欄からです。

 

「最近のテレビおもしろくない=小学生・11歳  毎日新聞201782日 東京朝刊

 最近のテレビはちっともおもしろくありません。番組を見ていても、おもしろい芸人がいません。ぼくはクイズ番組やコント番組を増やしたほうがいいと思います。

 今、裸になってお盆をひっくり返す芸人をよく見ますが、全然おもしろくありません。笑いを取るためには、もっと違う方法があると思います。

 最近は、おもしろくないからテレビを見ないという人が増えているのではないでしょうか。このままだとこの世からテレビは消えるかもしれません。

でも、ぼくはテレビがきらいではありません。一瞬でおわるような芸よりもコントなどの番組を見たいのです。例えば、日本昔話をおもしろくしたようなコントなら、小さい子も楽しめると思います。家族みんなで大笑いできるような番組を作ってほしいです。」

 

衛星放送には面白そうなものがありますが、そこまでしてテレビを見たいとは思いませんので、地上波のみです。見たいと思うのは5本の指以内に十分におさまります。安上がりで視聴率をあげようという魂胆だけが見えてきます。


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裁判に期待はしていなかったが [司法]

 

 

「仲畑流・万能川柳  毎日新聞201783日 東京朝刊

  ☆印は秀逸(仲畑貴志選)

☆かまってとばかりに撃つなミサイルを 東京 イヂロー

四段がした積木買い孫に夢 北九州 ひよこ

丸腰の劉氏におびえた大中国 岡山 百事如意 (以下略)」

 

最近の裁判も権力の意向を忖度していないかと疑念を持っていましたが、今回の判決で救われました。

 

「(声)朝鮮学校判決、生徒も私も安堵 68201783日朝日新聞

 

 高校の授業料無償化をめぐり、大阪朝鮮高級学校を対象外にした国の決定を取り消し、就学支援金を支給するよう命じる判決が大阪地裁で出た。判決後の報告集会で女子生徒は、「自分たちの存在が認められ、この社会で生きていていいと言われた気がした」と語ったという。

 私はこの言葉に耳を傾けたい。「日本社会に生きていていいんですよ。当たり前に」と伝えたい。朝鮮学校で学ぶ子どもたち、一人ひとりの生活や置かれている状況に思いを致すことのない政府の対応は、あまりにも理不尽である。

 日本で生きざるを得ない歴史を背負った人たちの子孫である彼らは、朝鮮半島情勢を理由に世紀をまたいでさまざまな差別を受けてきた。現在のヘイトスピーチの増幅にもつながっている。今回の判決は、日本がそんな国であってほしくないと願う私たちにも安堵(あんど)と喜びをもたらすものだ。

 昨年、愛知県の朝鮮中高級学校を訪ね、授業を見学した。校舎の老朽化が財政難を物語り、経済的に厳しい生徒がいることを知った。先生の話から、地域に溶け込み日本社会と共に在りたいという思いが伝わってきた。」


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指針は困るのでは [社会]

 

 

新聞の投稿欄からです。

 

「村外職員40%国は指針示せ 75

72日、震度5弱の地震があった熊本県産山村は、職員約43人中18人が村外居住者という。同村は職員の村内居住を促すため、通勤手当の大幅削減に踏み切る。総務省は「通勤手当は費用弁償なので削減はふさわしくない」と疑問視する。 地球温暖化により自然災害が多発し、猛威を振るう。いつどこで発生してもおかしくない現状だ。ただでさえ少ない村職員。その40%が村外居住者。災害発生時の初動対応に支障を生じる明らかだろう。住民の命を守るのが役場の使命。これが最も要求される災害発生時に機能しないとなれば、 在価値はない。同村の方針もやむを得ない。ただし、憲法上保障された居住移転の自由や教育を受ける権利などを侵す恐れもある。同様の問題を抱える自治体は全国に多数、存在すると思われる。総務省は全国自治体の実態を調査し、憲法との整合性の観点から一定の指針を示すべきである。」(2017731西日本新聞)

 

 災害時の出動だけでいうなら一理ありますが、今回の九州災害でも不眠不休の仕事になっているという自治体職員。自治体の予算は削るだけ削られています。そのことをまず問題にしないと、少数の職員の負担増だけが残りそうです。私が自治体職員であれば選挙権がついてきますので、仕事に関わる首長・議員との関係が保たれるかどうか微妙な気がします。

余計な心労になります。こうした環境整備が伴い、住みたいと思うようにすることが政府の役割だと思います。


復興大臣と防衛大臣の違いは [政治]

 

 

民進党の代表が復興大臣はすぐに辞任させ、防衛大臣はなかなか辞めさせなかった。その違いはどこにあるのかと問うた。当然です。少し前に書かれた一文から引用します。

 

「二月八日の朝日新聞デジタルの記事では、稲田朋美防衛大臣の驚くべき発言が掲載されている。

 

南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に参加する陸上自衛隊の日報で現地の「戦闘」が報告されていた問題に絡み、稲田朋美防衛相は八日の衆院予算委員会で 「戦闘行為」の有無について、「事実行為としての殺傷行為はあったが、憲法九条上の問題になる言葉は使うべきではないことから、武力衝突という言葉を使っている」と述べた。

日本の政権は、自分たちが何を言っているのか、わかっているのだろうか。憲法上問題になるから、事実とは違う言葉に変更したというのか。

本末転倒を絵に描いたような発言である。

「法に合わせて現実を修正していく」のが政治家の役割だと書いたが、安倍首相や稲田防 「法に合うように、現実を言い換えた」ということである。「嘘」とか「欺瞞」というのではないのか。これほど公然とした嘘を、日本の総理大臣と防衛大臣が平気で口にしている。

素晴らしい法治国家ではないか。」(『路地裏の民主主義』平川克美)

 

まさか、復興大臣は重要閣僚ではないということではないだろう。


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