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勝手なおしゃべりです。メッセージの次からが記事になります
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西日本新聞
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前の15件 | -

嗤われる [政治]

 

 

人を嗤えるような立場ではないので、嫌な記事だと思った。

 

「『仕方ない帝国』に生きてて楽しい?(政治断簡)政治部次長・高橋純子

2017219日朝日新聞

  類は友を呼ぶ。

 日米首脳会談から1週間余、この言葉を嚙(か)みしめている。脳内BGMは「世界は二人のために」。どこに行くのかあなたと2人、厚遇、おべっか、ナイスショット

 2人は、「嗤(わら)う」が板についているという点で「類」だと私は思っている。人をバカにしたり見下したりは誰しもついつい普通にあるが、それと「嗤う」ではステージが違う。あざけって、わらう。さげすんで、わらう。なかなかできることではない。ある意味才能。褒めてないけど。

     ◇

 1月26日、衆院予算委員会。民進党の大西健介氏が質問している最中、ツツーと安倍晋三首相が退席した。

 え? なに? トイレ? 騒然とする委員室。やがて戻ってきた首相は、ズボンをずり上げるしぐさに続き、両手を上げて伸びをして、閣僚らからドッと笑いが起きた。

 国会審議を軽んじている。カリカリと質問する野党議員を見下し、嗤っている――。「真意」はこの際関係ない。権力者の言動はそれ自体がメッセージだからだ。ああ。心がザラザラする。お前は無力だ、お前のやることには何の価値もないというメッセージを、まんまと感受してしまった。嗤われる側はそうやって少しずつ気力をそがれ、政治のダイナミズムは失われる。(以下略)」

 

ですが、トイレに立つのは生理現象だから仕方ないとして黙っていくことに問題があるのでしょう。弛緩した空気が漂っていることを記事は伝えようとしています。それを支持するのはなぜか。新聞もまた自己との闘いが求められているのではないか。


「ヒト科、人間科です」 [原発]

 

 

福島の原発は高濃度の放射能で調査さえ困難だという。高野医師のことを知りませんでした。看護師が5人もいたというのも驚きです。日頃からの理念がはっきりしていたからでしょうか。国民が贈る国民栄誉賞みたいなものではないか。

 

 

「高野院長の死 理念は後世に  59

(福島)原発に一番近い病院ある老医師の2000日」をテレビで見て、患者の心に寄り添う福島県広野町の高野病院長の姿に心が揺さぶられた。大震災、原発事故に相次いで見舞われた。そんな中、避難もせず、唯一入院診療が可能な病院として1人の患者も死なせず、81歳の院長1人、看護師5人で昼夜を問わず、激務を続けられていた。

101歳の患者が「先生、大丈夫?」と問い掛ける。院長室の前で、煎餅を差し入れる手押し車の患者。帰る場所を失った皆さんが、扉を開き続ける老先生をいたわっている。
「先生の専門は何科ですか」の問いに「ヒト科、人間科です」「まだまだ510年頑張ります」と。揺るぎない医師の思いが詰まった言葉だった。 取材から2カ月後、院長は自宅火災で亡くなられた。一番苦しいときに背を向けず、最も必要とする人々に手を差し伸べた院長先生。その理念に賛同してその跡を継ごうとする先生や看護師さんたちが集まっています。」(2017220西日本新聞

 


なつかしいかエンゲル係数 [経済]

 

 

新聞の戦争体験特集からです。

 

「配給ビールに麦酒との表示  85

 

戦時中は配給制。1人何点と品物ごとに点数があり、衣料品など生活必需品以外は点数はあっても品物がないので買えなかった。
例えば、マッチ。マッチ
を擦る面が箱の片方だけに
なり、後には薄板の先に硫
黄を塗った物になった。薄
板を細く裂いて使用した。
ある日、砂糖の配給があった。母が留守だったので、
父が「ぜんざい」を作ってくれた。もちろん、小豆はない。それでも、甘い物に飢えていた子どもたちは大喜びで食べた。

またある時、ビール1本の配給があった。そのレッテルに戦時中は敵国語といって英語は使えないので「麦酒」とあった。

終戦後、黒澤明監督の映画「野良犬」の中で、志村喬さん扮する老刑事が、三船敏郎さんの若手刑事を自宅に招き「配給のビールがあったので」とビールを出す場面があった。「麦酒」と書かれた同じレッテルが貼られていた。配給は戦後も続き、配給以外は闇取引となって取り締まりの対象となった。」(2017217日西日本新聞)

 

戦後、エンゲル係数は大きな問題でした。食べることが大変な時代のことです。結局は個人消費が伸びないのです。アベノミクスと宣伝されたが個人にはなんの役にも立たなかったということか。

 

「エンゲル係数   29年ぶりの高水準 16年25.8% 毎日新聞2017217

 

 2016年のエンゲル係数(家庭の消費支出全体に占める食費の比率)が25.8%と4年連続で上昇し、1987年以来29年ぶりの高水準となったことが17日、総務省の調査で分かった。所得が伸び悩む中、食料品が値上がりし、食費以外の生活費を切り詰める節約志向が強まっていることを反映した。

 総務省が発表した16年の家計調査(2人以上の世帯が対象)によると、消費支出は28万2188円。物価変動の影響を除いた実質では前年比1.7%減と3年連続で減少した。このうち食料品への支出は7万2934円で前年より1090円増加。天候不順で高騰した野菜や調理済み食品の支出が増えた。

 この結果、エンゲル係数は前年より0.8ポイント上昇。支出全体のほぼ4分の1を食費に充てたことになる。

エンゲル係数は、生活水準が高くなるにつれて数値が低くなる経済指標として知られる。日本では戦後長く下落傾向が続き、記録がある70年には34.1%だったが、05年には22.9%に低下。しかし、第2次安倍政権発足後の13年以降は上昇に転じた。

総務省が14~16年の上昇要因を分析したところ、上昇幅1.8ポイントのうち、円安進行などを受けた食料品の価格上昇が半分の0.9ポイント分を占めた。それ以外は、節約志向の強まりによる消費の抑制(0.7ポイント分)▽夫婦共働き世帯や単身高齢者の増加に伴う外食や調理済み食品などへの支出増(0.2ポイント分)だった。

末広徹・みずほ証券シニアマーケットエコノミストは「所得が伸び悩む中、最近の円安を受けた食品値上げなどで消費低迷は今後も続き、エンゲル係数も上昇するだろう」と指摘している。【小倉祥徳】

 


カジノの狙いは [政治]

 

 

アジアではIR施設の中のカジノ施設は極端に面積は少ないのに7割の収益になっているという話がありますが、アメリカでは娯楽施設などで儲かっているという。そして、アメリカ企業が進出を図っているそうです。

 

「<カジノルポ>日本市場狙う黒船 米大手「1兆円投資したい」

2017217日毎日新聞

カジノを含む統合型リゾート(IR)整備推進法が成立した昨年12月15日。米ラスベガスに本拠を置くカジノ運営大手、ウィンリゾーツのマット・マドックス社長は、日本市場開拓に向けたパートナー探しのために東京を訪れていた。大手金融機関や商社の幹部らに自社のカジノ開発プランを売り込むと、「他社にはないデザインとサービスだ」と反応は上々。そんな中、IR法成立の一報を受けたマドックス社長は「目指すゴールは我々も日本も同じだ」と日本上陸への手応えを感じ取った。

米カジノ大手が進める市場開拓の主戦場は、日本を含めたアジアだ。近年では最大手のラスベガス・サンズやウィンなどがマカオやシンガポールで事業を開始。背景には米国内でのカジノ人気の頭打ちがある。きっかけは2008年のリーマン・ショック。米国のカジノ中心地、ラスベガスのカジノビジネスの売上高はピークの07年には65億ドル(約7400億円)だったが、16年は58億ドルにとどまった。カジノ大手は新たな成長市場を求めている。

1月初旬、ラスベガスでは世界最大の家電見本市CESが開かれていた。会場の五つ星ホテル・アリアは出展企業やメディアの関係者でごった返し、夜になると参加者の多くが巨大カジノに吸い込まれていく。じゅうたんを敷き詰めた廊下を行くと照明を抑えたフロアにリズミカルな音楽が響き、カードゲームのテーブルやスロットマシンがずらりと並ぶ。「このテーブルの1回のかけ金は1000ドルが上限だよ」。ディーラーの笑顔が射幸心をあおる。常連客なら1泊1万ドルする最上階の超豪華スイートに無料で泊まれるという。

カジノが今でもラスベガスのビジネスの中心にあることは間違いない。だが建物のスペースは広大な施設の1割に満たず、劇場やショッピングモール、レストラン、展示会場や会議室のほうが目立つ。ネバダ州の調査ではホテルや物販、劇場などの16年の売り上げは112億ドルとカジノの倍近くに拡大し、着実に成長を続けている

 カジノ大手が日本進出で狙うのは、こうしたカジノを核としたホテル、物販、劇場などのIRの“輸出”だ。
(以下略)」

 

 


お金が優先か [行政]

 

 

「水上のたくましい暮らし  カンボジア 池内桃子

 先日トンレサッブ湖のコ ンポンプルックというエリ アヘ出かけました。トンレ
サップ湖は、カンボジアな
らではの氷上村やその暮ら
しぶりをボートに乗って見
学できることから、アンコ
ール遺跡群に次ぐ人気観光
スポットの一つです。
コンポンプルックは、高床式の家屋が水上に立ち並ぶ珍しい光景が見られることで知られています。乾期で水が引いて家屋の柱がむき出しになっている所に、魚を取るための仕掛けやかごがたくさんあったのでほとんどの家庭が漁業を営んでいることが分かりまし
た。ボートが進むにつれ目
に飛び込んでくるのは、自
分の生活環境とは全く違う
光景でした。それでもし、洗
濯物が干されていたり、花が飾られていたりするのを見て、人はどんな場所でも日常生活を築いていけるんだと感心しました。

地元の人々の日常を見せ てもらい、そのたび に異国にいることを
実感するのが、私の
日常の一部です。き
っと、それこそがここで暮らす楽しみの
一つであり、もっと
現地の生活を知りたくなるもとなのでしょう。
一つ気になったの
は、カンボジア人に
とって大切な結婚式
をどうやって湖の上
でやるのだろうということ。「ボートをいくつか寄せて、そ

の上に足場を作るんだよ。招待客は家に迎えのボートが来て会場まで連れて行ってもらえるんだ」と、友人が解説してくれました。ここでもカンボジア人のたくましさが発揮されているようです。(シエムレアブ在住サーカス団職員) 」(20161226日西日本新聞

 

カンボジアに憧れますね。

 

公務員の再就職は問題ですが、文科省の補助金の交付先に天下りが容認されていたという。そして、いじめ問題の深刻さに心が痛みます。

 

「変だぞ教育界感覚世間離れ  76

「今年の写真1枚」と云うのがあれば、私は間違いなく自殺した青森の女子中学生の、あの祭りの踊りの写真を推す。いじめを深く考えさせる。見るたびに、涙がにじむ。それにしても、いじめに対する学校、教育委員会の判断には驚くばかりだ。

(原発事故の)補償金があるだろ」の社会に敏な子どもにもあきれるが、万単位の金銭のやりとりを把握しながら「おごった」「おごられた」で済ませていた横浜の「原発避難いじめ」。その感覚はあまりにも世間離れしてはいないか。

 野菜の値上がりで予算不足となり、一時給食中止を考えた三重県鈴鹿市教育委員会の判断といい、教育界は何か変だ。ずれている。
いじめはどこで起きてもおかしくない。いかに芽のうちに摘み、大事を防ぐか。それには、一番身近な教育関係者の、こんな認識を改めなくてはならない。「善悪」が判断できないようでは、指導もへったくれもない。


若者への投資を [政治]

 

 

 

医療費無料化を中学生まで拡大 人吉市、10月から - 西日本新聞」は朗報です。国は非難するでしょうが、実施して欲しい。

 

特待生は人数が少ないかもしれませんが、若者への投資になると思います。

 

「特待生制度は未来への投資  18

私には夢があります。それはCGクリエーターになることです。その夢をかなえるため、私は春から専門学校進学することを決めました。しかし、私の家は母子家庭のため、経済的に大きな不安があります。母は私に
特待生制度の利用を提案しました。あまり自信のなかったのですが、奇跡的に1次試験で最高ランクを獲得することができ、現時点で授業料の初20万円免除が決まりました。これは私に対する未来への投資と思いました。そう考えると、投資された以上、私は一流のCGクリエーターになって多くの実績を残し、学校に「恩返し」をする必要があります。これは私だけに言えることではないでしょう。お金が関わっている以上、家族や学校、あるいは会社など社会から、私たちは未来への投資、つまり「前払い」を受けているのです。だからこそ、日々努力しなければならないのだと考えます。」(2017216日西日本新聞)


少数意見ですが [政治]

 

 

 

「仲畑流・万能川柳   毎日新聞2017214日 東京朝刊

☆印は秀逸(仲畑貴志選)

 

☆ゆっくりでいいよと祖母はいつも言う 姫路 ダイキン前

「後でメモ」意味ないというたとえです 木津川 月日立ノミ

ふるさとの土蔵で眠る通信簿 亀岡 のびた

鬱・檸檬書く機会ってあまりない 船橋 ムウ里純
(以下略)」

 

世論調査によれば7割程度が日米首脳会談を評価しているという。だが、本質は媚びただけという。少数意見なのでしょうか。

 

「(声)米国に媚びただけの首脳会談 65歳  2017214日朝日新聞

 

 安倍晋三首相はトランプ米大統領にハグされ、ゴルフで歓待され、ご機嫌だった。しかし、何のための会談だったのか。

 尖閣諸島への日米安保条約の適用は確認された。これは、これまでの再確認にすぎない。

 米軍駐留経費の追加負担も求められなかった。だが米国防総省によると、米軍駐留経費の負担率は日本が74・5%で、ドイツの32・6%、韓国の40%と比べ飛び抜けて高い。追加負担を要求されなかったことを喜ぶのは理解に苦しむ。

 さらに、安倍首相は環太平洋経済連携協定(TPP)の意義についても「腰を据えて理解を求めていきたい」と言っていたはずだ。それなのに、会談ではトランプ氏が主張する二国間交渉への道を開いたようだ。

 一方、中東・アフリカ7カ国の市民の入国を一時禁止する大統領令に対して、各国の首脳は人権を侵すものだと批判している。だが、この件で安倍首相が忠告した形跡はない。

 人権を蹂躙(じゅうりん)する大統領とハグして、ゴルフして、得たものは何なのか。今回の首脳会談は、属国根性丸出しで米国に媚(こ)びへつらった会談として歴史に刻まれるだろう。」

   


ファーストでなくとも [支え合う]

 

 

新聞の投稿欄からです。

 

「残りの人生は ファースト  78

 このところ「何とかファースト」が大はやりです。
やれ五輪では「アスリートファースト」だの「都民ファースト」だの・・・。トランプ米国大統領も「アメリカ・ファースト」を宣言しました。
思えば、専業主婦として
当然のこととはいえ「家族ファースト」でした。息子たちが家を出てからは「夫
ファースト」です。夫が退職してもう二十数年経る今も、あしき習慣?はまだ続いているではありませんか。ふと残り少ない自分の余生がいとおしくなり、酉年の計を「私ファースト」にチェンジしてはや1カ月。でも、気持ちとは裏腹に、一大決心はまだ、絵に描いた餅状態です。」(201726西日本新聞)

 

ファーストはあっという間に広がりましたね。「私ファースト」というのはいいですね。

その意味では、皇室も個人の意思が尊重されていいのではないかと思いますが。

 

「典範改正 定年退位制を 62

天皇陛下の退位に関する有識者会議の論点整理を受けて、陛下1代の特別法で対応しようとするのが大勢 になっているようです。が、大変危険な気がします。1度特例を認めると、第2、第J3の特例ー例外も出てきて、 天皇の退位が政治的、恣意的に利用されることが懸念されるからです。有識者会議でも、課題として挙げられていることです。さらに昨年の陛下のお言葉は、ご自身のことばかりではなく、次代の天皇と皇族の高齢化に伴う諸問題にお心を砕かれているのです。天皇の行為を代行する摂政の配置にも言及され喪儀と国事行為の多さに厳しい事態となることを憂慮されています。

今、陛下のお言葉を素直に受け止めるならば、皇室典範に「定年退位」と「退位後の地位」を具体的に盛り込むなど、本格的な皇室典範改正をすべきだと考えます」


社会の底に流れるものは [寛容なき社会]

 

 

近未来を描いたと思われる『野良ビトたちの燃え上がる肖像』の「野良ビト」と呼ばれるホームレスの人と高層マンションに住む少年とのやりとりです。

 

「「イッタ、痛いんだよ、このクソ野良ビト」

 「あぁ?」

「あんたたちは、人閉じゃない。野良猫と同じ、野良ビトだ」

「おう、その何が悪いってんだ、教えろよ。じゃあおめえはなんなんだ?

ぼくは本物の人間だよ。あんたとはちがう

「何が本物だ。おめぇなんか、ただの卑怯者じゃねえか。狙うんなら、最初っからおれを

狙え。猫を狙うんじゃねえよ」

ことのままいると突発的に絞め殺しそうで、柳さんは少年の上から離れた。警察に通報す ることも考えたが、

「行け。もう二度と、絶対やんなよ。あんたの住んでるヒューマン、なんとかつてマンション、おれあ知ってんだかんな。また猫に、なんかあったら、その死骸持って、あんたの親んとこに殴り込みにいくからなけ」

そうすどごでもどろうとする柳さんに、体を起こした少年は、

「野良ピトのくせにえらそうに言うな」と叫んだ。

 ぼくは選ばれし者だ、お前ら野良がさわれるような人間じゃないんだ。社会のフリョウ

サイケン、カブカゲラクの要因のくせしゃがって」

 

これが今の社会が到達したものでしょうか。それを認めてしまうことは簡単にはできないが、これだけ不寛容になり、他者に対する無関心と排斥はなんなのでしょうか。考えさせられる場面でした。

 


日本ファーストではないが [政治]

 

 

内向きなのに、やたら日本は凄いというテレビ番組が増えてきました。

 

「(社説余滴)「内向き」なのは、だれか 沢村亙2017210日朝日新聞

国際社説担当・沢村亙  

   日本の若い世代は内向き――。そう言われて、久しい。

 なるほど、産業能率大学が新人社員に実施する調査によると「海外で働きたいとは思わない」との回答は年々増えて、2015年度には過去最高の63・7%になったとか。

 「20代の旅券取得率(15年)は26年前より2・7ポイント少ない5・9%」と観光庁。海外で学ぶ日本人の影の薄さも気になる。これはいけない。社説でハッパをかけねば。

 若い世代よ、国を出よう。

 ほどなく、上から目線のオヤジ心(ごころ)と恥じ入った。まずは、このお二人にお礼を言わねばなるまい。

 仲本千津さん(32)。NGOの農業支援で派遣された東アフリカのウガンダで、1年半前に地元のシングルマザーの手製による布バッグのブランドを起業。日本でも売る。

 役所の手続きもミシン調達も、窓口に通いつめ、ツテをたどるしかない。「ネットで調べても、わからないことだらけ」。手間はかかるが、多くの出会いがあった。そのうち、何ごとも便利な日本の方が物足りなく感じてきた。

 「実際に体験すれば、だれもがこの魅力にはまる」。必要なのは、そっと背中を押すきっかけだけ。でも日本の社会は若者を囲い込み、夢をつぶしている気がする。

 徳成武勇(とくなりたけお)さん(30)。金沢市の廃棄物処理装置メーカー・明和工業で、ゴミを炭や肥料にするプラントを途上国に売り込むべく奔走している。

 大学院時代、次々と就職先が決まる同窓を横目に、新卒の資格を捨てるべきか悩んだが、「環境分野で働きたい」と初志貫徹。ケニアに渡り、現地の環境コンサルタント会社で働いた。小回りの利く中小企業こそ世界の環境事業の最前線に立てると、1年前に明和工業の門をたたいた。

 華々しい国際ビジネスや外交交渉を担うだけがグローバル人材ではない。アフリカと日本を結ぶ。日本の地方から世界につながる――。活躍の裾野は確実に広がっている。

 むしろ問題は、「大人の社会」の方が、時代の変化に対応しきれていないことだ。

 海外留学で留年しても、以前ほど就職には響かなくなった。だが「既卒」を阻む壁はいぜん岩盤のように固い。海外インターンを研修に組み込む企業も増えた。でも社員の海外ボランティアには二の足を踏む企業が少なくない。 そして世にあふれる「日本スゴイ」の礼賛情報。こちらはメディアの責任である。 (さわむらわたる 国際社説担当)」

 

最近気になったのは、トランプがどう出てくるのかばかりのテレビばかりです。日本はトランプに褒めてもらえるかばかり気にしているようです。米軍の駐留経費では優等生と褒められたというが、世界で断トツの74.5%。2位の韓国でも4割程度という。ひたすらアメリカにすがっていくだけしかないような報道は独立国でないことを認識させられた


須恵器の里 [歴史]

 

私が住む大野城市は隣接の太宰府市と比べれば知名度は低いですが、歴史のある街です。市内の広範囲に須恵器の製造現場があり、そのひとつが新聞で紹介されました。

牛頸は「うしくび」と読みます。

 

「交流刻む須恵器の里

大野城市牛頸エリア

日本本土で朝鮮半島に最も近い北部九州 古代からさまざまな人が海を越え、往来して きた。その結果、新しい技術や文化が花開いたのは一昨年、日本遺産に認定された太宰府市ばかりではない。お隣の大野城市にも交流の蓄積が残る。その代表例が九州最大規模の須恵器窯跡群「牛頚須恵器窯跡」(国指定史跡)だ。江戸時代には福岡方面から太宰府天満宮に参詣する「さいふまいり」の道も通った牛頸エリアを紹介する。(南里義則〕

 

 古代半島から技術者渡来 昔も今も住民絆強く

 

話に引き込まれた小学6 年生の目が一点に集中して
いた。今月7日朝、旧牛頸小の流れをくむ平野小であ った「読み聞かせの時間」。 視線の先には、物語の場面を絵で表す紙芝居「牛頸村をすくった次郎太」。江戸時代の大飢館時、わが身を犠牲に年貢の半減を直訴した人物の話を広信子さん (63)が抑揚をつけて語り、 臨場感を盛り上げた。広さんは元小学校教師 熊本市出身。「ふるさとへ
の愛着を育んでくれればうれしい。私はこちらに来て約40年。実は紙芝居で郷土史を学びました」と笑う。紙芝居を作ったのは地元の竹田準さん(83)。福岡藩の儒学者、貝原益軒の高弟だった竹田定直、藩校・
修猷館の初代館長で4代当主、定良の末裔である。広告代理后を退職した後、一念発起して「史実編」「民話編」の計11編の紙芝居を制作。地元の子どもやお年寄りたちに披露してきた。

 

市西部の牛頚山麓の一帯は変化が激しい。1884(明治17)年当時の御笠郡牛頸村の人口は707人。 今の牛頸エリア(牛頸、南 ケ丘1区、2区、平野台、 月の浦、つつじケ丘、若草
7行政区。通称名は「 コミュニティ)3万人強。「1960年代以降、 西日本鉄道が丘陵を宅地造 成して人口が急増。行政区 も牛頸から次々と分区した。第1世代が子育てを終

えて入れ替わり時期だけど、今も地域住民同士の絆は強いよ」と穴井芳春・平野台区長(68)。市区長会会長も務め、大分県出身だ。牛頸だけでなく、市全体の「宝」とされるのが須恵器窯跡である。639世紀、 牛頸エリアを中心に500 基以上あったとされる。

(略)

牛頸の地 名には興味をそそられる。 竹田さんによると、三つほど説があるという。「古代朝鮮半島の牛頭ソモリから渡来した須恵器を作る技 術者がこの地に住み着き、 故郷の名を付けたという説が妥当と私は思う。牛を殺した所とか言う人もいるけど、全く根拠がない」市は須恵器窯跡群を四つのゾーンに分けて整備・活用する計画だ。牛頸エリアもを含む七つの自然と歴史の散策路「トレイル」も整備中。昨秋から月の浦公民館だよりに「『月の浦』今昔」を連載する戸渡俊康さん(66)は「新興住宅街と思われがちだが、千年以上前は一大ハイテク産業地だったことを知ってほしい」と言う。奈良など畿内や朝鮮半島から来た人が地元と融合し、須恵器を造ったとみられる牛頸。(以下略)」(2017211日西日本新聞)

 

須恵器の職人たちの住居跡も確認されています。牛頸という名は気持ちが悪いという人もいたと言いますが、地名として保存されています。


多言を・・・ [政治]

 

 

 

ニュース川柳

・共謀罪何やらにおう懐古調

・尖閣に領土安堵のお墨付き  (以下略)」(201729西日本新聞

 

ツイッターで世界が動く。言葉は多い。相手の話を聞くという姿勢も感じられない。

 

「気流

ゴルフコンペで優勝したら「パートナーに恵まれました」とあいさつするのがお約束。さて、10日の 日米首脳会談後、フロリダに飛んでゴルフを楽しむ2人はいかに。安倍首相が贈った高級ドライバートランプ大統領がOBを打たなければいいが▽就任早々、大統領令を連発し、イスラム圏7カ国からの入国禁止措置などで混乱を招いているトランプ氏。主要国の指導者が反対姿勢や懸念を示す中で「コメントする立場にない」と繰り返す安倍首相。会談前にけちを付けられたら大変、と腰を引いた姿勢が透ける▽選挙で勝ったら万
OK。反対意見には耳を貸 さず、全てが有権者に支持されたとばかりに振る舞うさまは似たり寄ったり。周りに忠言する人が見当たらないのも同じか。似たもの同士?ですぐに意気投合するかも。仲良くなるのは悪くはないけど。」(同前)

 

日米首脳の個性は別にして、それに期待する国民は何を観ているのだろうか。言いたいことを代わっていってくれる。とにかく景気回復をと言ってくれる。そういう点では日米国民にも共通があるのかも知れない。

 


老いの寂しさ [生きる]

 

 

女性の投稿欄からです。

 

「紅皿 初めて見た涙

今年の正月、仏壇の前で夫が声を上げて泣いているのを見た。どうして泣いているのか、尋ねることもできずに、ただ背中をなでてやることしかできなかった。
病気がいつまでも良くならずに、先行きが不 安だったのだろう。年取って心細くなったのか もしれない。 近頃、ささいなことでよく叱られる。こんなに心配しているのに。この暮らしから逃げだしたいときもある。そんなときは、病気が言わせているのだと自分に言い聞かせて、何でも受け止めるこどにしている。54年、一緒に暮らしてきた夫婦だから。

「私の体は小さいけど、小舟じゃなくて大船に乗った気持ちでいてね」と言ったら、「泥舟じゃなかったかい」と一言われ、2人して笑った。たとえこの舟が泥舟でもいい。しっかりつかまって、運命に任せてどこまでも、いつまでも、流されて生きたい。2人して今年もどうか、良い年でありますようにと祈りながら。(主婦・77佐賀県吉野ケ里町)」( 201728日西日本新聞

 

老いは容赦ない面もあるでしょう。病もあります。死も近づきます。死ぬときは1人だとも言われます。その寂しさをどう受け入れるか、きびしいですね。

 

こんな投稿もありました。

 

「同居してでも独りの暮らし  80

紹介されて友達の友達と友達になった。80代の高齢婦人。「おひとりさま」ではなく、長男夫婦と3人暮らし。なのに、おひとりさまより寂しい老後という。長男が結婚するとき、お嫁さんの親が近くに住んでというので、言われるまま家を新築した。孫には恵まれず、今は階下は長男夫婦、自分は2階のみで接触もなく、独り寂しい暮らし。折り合いがつかぬことがあったのやもしれぬ。でも、相手は超高齢者。若い人の一方から、折れることはできぬものであろうか。お花を買って、ショッピングカーを頼りによちよち歩き。「お金に羽が生えている」とつぶやかれる姿に、胸が痛んだ。「年寄り笑うな、行く道じゃ」ともいう。たまの食事からでもスタートをと願う。」(同前)

 

 

 


家事を手伝うは [支え合う]

 

 

「よろいを脱いで  原 健一

 

せっかく家事を手伝ってあげているのに」。妻や
夫にこんな言葉を掛けたことはありませんか。
私が受ける相談では、男性からこのせりふが聞かれることが多いです。悪気はないのかもしれませんが、
この言葉を聞くたびに「妻は怒るだろうな」と感じます。共働き夫婦が増え、家
事をする男性も多くなって
きました。ただ「家事は本来、女性の仕事」という固定観念がある夫にとっては「手伝い」なのです。果たしてそれでいいのでしょう

か。家事は生活を送る上で、そして健康に生きていくために不可欠なものです。夫婦で決めた役割分担で、妻が家事を主に行うこともあるでしょう。負担の大きさは違っても、手伝いではなく「自分の役割でもある」
と主体的に関わることが大切だと思います。家事を手伝いと捉える男性の言動に妻たちは不満を抱えています。ある女性は「家事の分担が偏っていて、
大変な作業ばかりが私。それなのに夫は自分のことを
家事をするいい夫だと思っている」と訴えます。「夫の料理は高い食材を使ってばかり。冷蔵庫に残っている野菜を使ってほしいのに」「後片付けは必ず私」といった声もよく聞かれます。夫が行う家事は日常の暮らしに根差していないことがあるようです。妻の怒りの原因は自己満足を追求  した家事のやり方にあるかもしれません。
ある30代共働き夫婦です。夫は家事育児に関心が高く、料理も子どもの話もきちんとしようとしている家族思いの人です。 ただ妻の目から見ると夫は気分が乗ったときのみ、家事に精を出すというのです。
妻は「時々完璧な家事」
よりも「ちょっとぐらい適当でいいから毎日の家事」
を期待しています。夫の家
事が自分本位に見えるので夫婦げんかに発展し、そして夫から冒頭の言葉が出てくるのです。

生活を共に営む同士として、家事への取り組み方を話し合ってみませんか。お互いの気持ちを伝え合えば、新たな発見があるかもしれません。たかが家事と思うかもしれませんが、そこには夫婦関係の一端が表れるものです。(佐賀県DV総合対策センター所長)」(201727日西日本新聞

 

私なども「手伝う」意識が強い年寄りです。新聞のコラムで、こどものままごとで女の子が料理をする会話があり、刷り込まれているのではないかというのもありました。最近でこそ、料理が得意な男性が増えていますが、私たちは専業主婦に依存して暮らしてきた結果、この体たらくです。少しでも「手伝い」を増やしたいが、こんなことを言えば叱られるか。

 


財政難は本当か [経済]

「デスク日記

 「立ち入り禁止」の看板の先に、ヤフオクドーム(福岡市)約1・6個分の広大な空き地が広がる。昨年12月に訪れた神奈川県三浦市。高齢者が移住地で健康な生活を送り、必要に応じ医療や介護を受けられる「生涯活躍のまち(CCRC)」の予定地だ。

 同市の青写真では、移住者は10年間で最大2500人。最新の国勢調査によると、長崎県小値賀町の人口とほぼ同じだ。九州でも地方創生の流れの中でCCRCを検討する自治体があるが、本紙の調べでは移住者の想定が最も多い宮崎県小林市でも200人。桁違いの三浦市の数字は、首都圏への人口集中の裏返しとも言えるだろう。

 CCRCは都会の高齢者の地方移住だけではなく、広域移動を伴わない「まちなか」への転居も想定する。共通するのは「誰とどこでどう生きるのか」。だが、これは移住するしないにかかわらず、シニア世代に限らず普遍的な問いかもしれない。 (高野靖之)

2017/02/03 西日本新聞朝刊=」

 CCRCはアメリカでは失敗したとされていると聞きます。健康な生活というが、どんなに気をつけていても介護が必要になってくる人が増えます。それを自治体は負担しなければなりません。それを無批判に取り上げているのが気になります。

 財政難だからと必ず言いますが、本当なのでしょうか。多額の借金があるように政府もマスコミも言うが10年で返済すればどうなるかとは説明していないのではないかという批判です。

「財政難一方で巨額外国援助  70

安倍首相がフィリピン訪問時に5年間で1兆円の経済援助を表明との記事が出ていた。つい最近も北方領土の返還めどは立たないまま、ロシアヘ経済協力。他にもインドネシアやベトナムを外遊するたびに、莫大なお金を支援している。 消費税、社会保障、介護保険で国民の負担を増大させ、子どもの貧困、学生の奨学金拡大が喫緊の課題となっているのに、財政が厳しいと言う一方で、税金を国民のためではなく、まず外国にボンボンと支出してよいものだろうか。

あまりの巨額に腹立たしくなるのは私だけでしょうか。国内にももっと目配りが欲しいと思います。 国会では自民・公明が多数を占め、やりたい放題。 数の力でどうしようもない状況です。日本の行く末を危惧します。今年取りざたされている解散時には、税金を国内と外国でバランスよく使う政治、つまりは真の野党の結集を期待したい。」(201726日西日本新聞)


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